誕生石「ラピスラズリ」の魅力や特徴とは？

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ラピスラズリは人気が高い宝石。
無量寿経（むりょうじゅきょう）とは、大乗仏教の経典。
大乗仏教は、紀元前一世紀以降にインドで発生し、「苦行の中で生きる全ての生き物を救いたい」という考えを基盤に展開しています。
遥か昔に海を渡り、わが国へ伝わった大乗仏教の中に「七宝（しっぽう）」という言葉があります。
七宝とは文字通り七つの宝物という意味なのですが、実はラピスラズリがこの中の一つに入れられています。
いにしえの時代から「青色の宝玉」とその価値を認められてきたラピスラズリが、なぜ人々の心を捉えて離さないのかその魅力について解説していきましょう。
 

そもそも誕生石とは？

「誕生石って、どういうもの？」と疑問に思う人もいるでしょう。
誕生石は、一月から十二月まで各々の生まれ月の人が身につけると幸運を招くとされている宝石です。
その起源は諸説あるものの、18世紀のポーランドへ移住してきたユダヤ人の宝石商が仕掛けて広まったのではないかといわれています。
現在、普及しているものは1912年にアメリカの宝石商組合が定めたものです。

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誕生石の楽しみ方・取り入れ方

誕生石を持つことで、運気や知性のアップに繋がったり、決断力がつくなど様々な力の恩恵が得られます。
どのように誕生石のパワーをもらえばいいかですが、自分の誕生月の石である誕生石を持つやり方がスタンダード。
もう一つは、各々の月ごとに石を変えるやり方。
こちらの方法は自分の誕生月が関係ありません。
「一月はガーネット、二月はアメジスト、三月はアクアマリン、四月はダイヤモンド…」といった感じで、その月ごとに変更していくのです。
恋人がおり結婚を考えている人は、パートナーの誕生石を婚約指輪か結婚指輪にしてプレゼントするというのもあり。
花に花言葉があるのと同じで、宝石には宝石言葉が存在します。
伴侶との絆を連想させるような宝石言葉もありますので、男性が女性への贈り物として誕生石に関連したものを指輪にしてプレゼントすれば、かなり喜ばれるでしょう。

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ラピスラズリはいつの誕生石？

宝石には生まれ月ごとに誕生石が存在します。
ラピスラズリは、日本では12月の誕生石とされることが多いものの、世界的に見ると9月の誕生石になっています。
365日の誕生石では、5月19日と10月27日とされているものが多いものの、はたして真相は？

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日本では12月の誕生石とされていることが多い

誕生石というのはその月に一つしかないというわけではありません。中には複数の誕生石を持つ月もあります。
ラピスラズリは12月の誕生石なのですが、ターコイズやタンザナイトも同じく12月の誕生石となります。
 

海外では9月の誕生石とされていることが多い

日本ではお正月といえば1月ですが、中国では1月下旬や2月上旬になることがあります。
このように国が変われば、文化的なことが異なるのもしばしば。
日本では12月の誕生石とされているラピスラズリですが、海外では9月であることが多いようです。
 
ここまで読み進めて「9月と12月、どっちが正しいの？」と感じた人もいるでしょう。
こちらの疑問に関してお答えすると「両方正しい」が正解。あなたの生活圏でつける宝石を変えるという選択もあります。
12月生まれの人が日本で過ごす際はラピスラズリをつける、9月生まれの人が海外で過ごす際はラピスラズリをつけるという柔軟なやり方を採用しても、問題ありません。
 

365日の誕生石では5月19日と10月27日とされていることが多い

365日のいずれかで誕生石を決めるという方法もあります。ラピスラズリは5月19日と10月27日の石と決められているものが多いようです。
12月生まれでなくても、上記の両日に生まれた人はラピスラズリの恩恵を享受することが可能だということになりますね。
 

ラピスラズリの魅力

多くの人を惹きつけてやまないラピスラズリの魅力とは何なのでしょう？

と解説しながら、なぜ高い人気を誇るのか説明していきます。
 

色や特徴

ラピスラズリの和名は瑠璃です。
瑠璃色とは、紫みを帯びている濃いめの青。
ラピスラズリのメインカラーは明るめの青色とディープブルーの2種類となります。
普段から青色の服やアクセサリーを身につけることが多い人におすすめの宝石といえるでしょう。
ラピスラズリの特徴として、世界最古のパワーストーンであるというのが挙げられます。

パワーストーンとは、宝石（貴石・半貴石）の中でもある種の特殊な力が宿っていると考えられている石のこと。その石を身に付けるなどしていると良い結果がもたらされると愛好家などから信じられている。

引用：ウィキペディア
 
水晶と並んで古代より、我々人類に親しまれてきた人気の宝石です。
スピリチュアルが好きな人が幸運を呼び寄せる目的で、ラピスラズリを持っていることも頻繁にあるでしょう。

英語のスピリチュアル（英: spiritual）は、ラテン語の spiritusに由来するキリスト教用語で、霊的であること、霊魂に関するさま^[1]。英語では、宗教的・精神的な物事、教会に関する事柄、または、神の、聖霊の、霊の、魂の、精神の、超自然的な、神聖な、教会の、などを意味する^[2]。

引用：ウィキペディア
 

歴史や言い伝え

1922年11月4日にイギリスのエジプト学者ハワード・カーター氏の手によって、古代エジプト時代（紀元前3000年頃）の装飾品が発見されました。
そうです。見つかったのはツタンカーメンの黄金マスク。
実はこちらのマスクの一部にラピスラズリが使用されていることが判明。これほど昔から、ラピスラズリは装飾物に使われてきたのです。
 
ラピスラズリは直感力や想像力を底上げする力があるといわれています。ヨーガの世界ではチャクラという概念があります。

チャクラ（梵: चक्र, cakra; 英: chakra）は、サンスクリットで円、円盤、車輪、轆轤（ろくろ）を意味する語である。ヒンドゥー教のタントラやハタ・ヨーガ、仏教の後期密教では、人体の頭部、胸部、腹部などにあるとされる中枢を指す言葉として用いられる。

引用：ウィキペディア
 
蟻の門渡りといわれる会陰（えいん）から頭のてっぺんまで、身体には六つのチャクラが存在。
チャクラにはエネルギーが集まるといわれています。特に眉間にあるものは第6チャクラと呼ばれ、直感力と直結している部分。
別名『第三の眼』とも呼ばれ、クリエイティブな仕事に就いている人やアーティストは、第6のチャクラの力を開放できているという説もあります。脳内には松かさに似た形の小器官があります。
第三脳室の後上方で脳から突出しており、性腺刺激ホルモンの分泌に関与するメラトニンをコントロールする働きを担っている部位です。
第6チャクラは、松果体と深い関係があるともいわれています。創造性や本質を見抜く力を養いたい人は、ラピスラズリの力を積極的に借りるといいでしょう。
 

宝石言葉と意味

宝石には宝石言葉、石言葉といわれるものがあります。
ラピスラズリが持つ言葉は

の4つとなります。
 
まず聖業ですが、こちらのワードに対して「そもそもなじみがない」という人もいるでしょう。
聖業とは弁護士、ドクター、教師、講師、カウンセラーなどクライアントを相手とするお仕事を指します。
自分の利益というよりも、いかにクライアントのことを考えて行動できるかがポイントとなる業種。
ドクターや教師などはその仕事を始めた途端に「先生」と呼ばれるようになるため、傲慢になりやすい傾向があります
 
「自分は優れた人間だ」「社会の勝ち組である」などと考えてしまう人もいるでしょう。
こうした勘違いや思い上がりをなくすためにも、宝石が持つ力を借りるのです。
その昔、聖職とは、神官や僧侶、主教、司祭、牧師などでした。
聖業、聖職の起源を忘れないためにも、聖なる職務に就いている人は、こっそりラペスラズリを肌身離さずに持っておくのをおすすめします。
 
ラピスラズリの宝石言葉で、強調しておきたいもう一つの言葉は「永遠の誓い」。
2015年には生涯未婚率は、男性で23%、女性で14%となりました。
1990年には男女ともに生涯未婚率は10%未満だったにもかかわらず、年々この数値は上昇しています。
多様な生き方が許されるようになったこともあり、一生結婚せずに過ごす人達がどんどん増えているのは間違いありません。
ずっと寄り添える運命のお相手と巡り合う確率が年々低下しているとも解釈できます。
もしあなたが「この人とずう～っと一緒にいたい！」という一生一緒にいてくれやモードになったとしたら、それ自体がとてもラッキーなことなのです。
二次元萌えなど、現実の女性以外にも愛情を注ぎ込める対象が増えすぎた感のある令和の時代に、長期に渡って楽しく過ごせるパートナーがいる人はラピスラズリの指輪を送って、永遠を誓いましょう。
男性側のピュアな思いに、ラピスラズリを渡された女性は胸が熱くなりそうですね！
 

ラピスラズリの選び方

ラピスラズリは選び方をいくつか紹介しましょう。
 
まずは産地。
どこで採掘されたかによって、宝石の質が変化します。
最も高品質といわれるのがアフガニスタンです。
群青色の非常に美しいラピスラズリはアフガニスタンで手に入ります。
またチリで採れるラピスラズリは、黄鉄鉱を多量に含有しているため「模様が格好いい」とコレクター人気が高い傾向にあります。
色は緑色が強く出ているものはNG。
紫調の深いブルーが最も美しいラピスラズリとされています。
チリで採掘できるものは、宝石マニアにしかその価値が分かりづらい面もあります。
金色がどのように入るかで、価値が変わります。コレクターを唸らせるような模様のものは、とりわけ高値で取引されています。
 

繊細なラピスラズリのお手入れ方法

宝石の状態をキープするのには、どのようにお手入れをするのか頭に入れておくべき。ラピスラズリは割れやすく、色落ちしやすいため丁寧に扱わなければなりません。
汚れてきた際に、どのようにクリーニングすればいいのでしょう。おすすめは石鹸水を使用したクリーニング。
人間が宝石に触れることによって、皮脂の汚れや汗がこびりつくことがあります。手洗いに石鹸を用いるのが効果的なように、人が触ってついた汚れを落とすのに石鹸水はもってこい。
石鹸水の温度はやや温かめがいいでしょう。熱湯を使うと宝石が劣化しやすいので、人間が触れても火傷をしない適度な温度を基準にしましょう。
なおラピスラズリを洗う前に、軽くブラッシングしておくことで、クリーニング後に宝石をより美しく見せることができます。
宝石を洗う際は、赤ちゃんを扱うような繊細さが必要です。焦る必要はありません。ゆっくりと優しく洗ってあげてくださいね。
もし汚れがひどい場合は、少し強めに洗っても構いませんが、くれぐれも宝石が傷つかないよう注意しましょう。
汚れを落とせたら流水で、ラペスラズリについた石鹸を洗い流しましょう。もし石鹸を流し忘れがあった場合、宝石が劣化しやすくるので、洗い残しがないかを細かくチェックくてくださいね。
付着した石鹸を全て洗い流した後はまず乾燥。その後、乾布を使って念入りに宝石を吹きましょう。
クリーニング後は、水滴が一滴も残っていない状態が理想です。
 

ラピスラズリと相性の良い宝石

ラピスラズリと相性が良い宝石を5つ発表していきましょう。
 
5位はブラックオニキス。
オニキスは縞瑪瑙（しまめのう）と称される石で産出量の少なさから高い価値を誇ります。
ラピスラズリが放つブルーの光沢とブラックオニキスならではの漆黒の光沢を組み合わせることによって、プラスの効果を得ることができるでしょう。
 
4位はゴールドチルクォーツ。
クォーツは石英の和名を持つ水晶で、時計に用いられることでも有名です。
透明の光にゴールドの輝きがあるゴールドチルクォーツとラピスラズリの組み合わせはかなり相性が良いといえるでしょう。
 
3位はアクアマリン。
緑柱石の中で藍緑色（あいりょくしょく）の透明のものを指します。美しさに秀でているものが研磨されて宝石にされていきます。どちらもブルーの宝石なので、同色系統です。
 
2位はクリスタル。
本水晶とラピスラズリは抜群の相性を誇ります。
 
そして栄えある第1位はアメジスト。
紫水晶と呼ばれ、古くから人類をその美しさで魅了してきた宝石は、旧約聖書の『出エジプト記』の中にも登場するなど、人類と深く関わってきました。
ブラジルのリオ・グランデ・ド・スールは、世界最大のアメジストの産地です。
実は日本国内でも鳥取県や宮城県でアメジストを入手することができます。カラーでいっても青と紫の宝石はしっくりくるはず。
実はギリシア語で「酔わせない」という意味がアメジストにはあります。
頻繁に車酔いをしてしまう人は、アメジストを持っておくと酔いが軽減されるかもしれません。
 
出典元：ラピスラズリと相性の良い石をチェック
 

まとめ

ラピスラズリに関する情報をまとめると

となります。
 
ラピスラズリは世界中で『聖なる石』として崇められてきた魅力たっぷりの宝石。
こちらの記事を読んで興味を持った方は、ぜひ購入を検討してみましょう！