パーソナルカラー診断で似合う色が見つかる

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アニメや漫画のキャラというものは、そのキャラを印象付けるパーソナルカラーというものが存在します。
それこそパッとそのキャラを思い浮かべた際の色、例えば某国民的アニメの猫型ロボットには作中で蔑称ながらも「青狸」と呼ばれる事があります。そのキャラを思い浮かべた時にどんな色が印象的かと言えば青色でしょう。
今回はそんなパーソナルカラーを診断する「パーソナルカラー診断」と、そこから導き出される意味について解説します。

• パーソナルカラーとは？

パーソナルカラー診断でわかること

そもそも「パーソナルカラーって何？」「パーソナルカラー診断って何をするの？」と言う方も居るでしょう。まずはパーソナルカラーと、その診断によって何がわかるかという点を解説していきます。
パーソナルカラーとは、ざっくり言ってしまえば「その人に合う色」の事を指します。肌の色や髪の色、顔立ちなどの要素からどういった色が馴染むのかというものは決まっているもので、パーソナルカラーはその「その人の肌に馴染む色」の事を指します。人によって”似合う色”というものはあります。
例えば、筋骨隆々な日焼け肌のボディビルダーのような人が、鮮やかなショッキングピンクやパープルの色合いを主体とした格好をしていると、ある意味ネタ的には似合っているかもしれません。しかし、常識的なおしゃれの観点から見て似合っている色とは言えないでしょう。あくまでその人の個性とピンクという色の持つ個性が両主張した結果として目を引くというだけで、似合っているかどうかは別なのです。
もう少しわかりやすく言えば、例えば白いワンピースに麦わら帽子が似合うような人が、赤や紫のドレスを着るのは少し違和感があるでしょう。その人が着るとしたら白や水色といった清廉な色合いが似合う、というようなことがパーソナルカラーなのです。
似合わない色を着ていると、当然ながら違和感を覚える印象を受けます。
おしゃれで言えば流行色というものがありますが、その年や季節に”流行っている色をおしゃれに取り入れる”というのはおしゃれにこだわる人にとっては常識的ですが、それがその人に似合うとは限りません。
つまりパーソナルカラー診断でわかることは、自分に合った色合いや、逆に合わない色をどうすれば着こなすことができるか、というおしゃれをする上での色に関する要素です。
 

パーソナルカラー診断を受けるメリット

パーソナルカラーについては上記の通り、パーソナルカラー診断を受ける事で得られるメリットはいくつかあります。
まず、似合う色がわかるという事。
大抵の人は黒やグレーなどの暗い色合いの服が似合うため、おしゃれに興味の無い人や自信の無い人はそういった色合いの服を好んで着たりします。別にそれは悪いことではありません。似合うのは事実ですし、黒はカッコいい色でしょう。しかし同時に、

という点が常につきまといます。
人の視覚において色というのは重要な要素です。動物の中には目が見えても色を認識できないという場合も多く、モノクロに近い視界であれば色にこだわる必要もありません。しかし、人間には鮮やかな色を楽しむ事ができるのです。だからこそ、おしゃれにおいて様々な色の服を着こなすことで印象を大きく変え、常に新鮮な印象を周囲に与えることができるのです。
しかし、一度似合う色を知ってしまうと、多くの人はそれを意識しすぎてしまいます。結果として色合いが黒から似合う色に変わっただけで「代わり映えしない」という点は変わらなかったりもします。
そこで、パーソナルカラー診断によって「色の組み合わせ」を知ることが重要になります。何も赤一色、青一色のファッションをしなければならないなんて決まりはありません。流石に赤・青・緑・紫・ピンクがそれぞれバラバラの部位にあるというようなファッションは奇抜という他無いですが、基本的にはその色にあった服を組み合わせたり、ワンポイントとして一色追加したりする事でおしゃれを幅広く楽しむことができます。
 

あなたに似合うのはどれ？パーソナルカラーの4タイプ

パーソナルカラーというものは別に一種類だけというわけでは無く、大きく4つのカラーパレットに分かれます。色というものは無数にあります。「認識できる色」というのは187万5千色と言われ、更に見える人によっては750万色の色を見ることができると言われています。
流石にそこまで細かく色が使われているわけではなく、一般的に用いられる色は多くても3千色、ファッションや芸術関係の専門的な業界でも1万色以下であり、印刷においても約4000色程度のインクしか存在しません。そんな膨大な数からピッタリと似合う色を一色見つける事は不可能でしょう。
そこで、わかりやすく季節の4色の系統に分けているのです。
 

スプリング(春)タイプ

最初はスプリングタイプをご紹介します。
これは春らしい「明るく薄い色合いの温かみのあるカラー」を中心としたパレットです。可愛さやフレッシュさ、活発さや明るさ、親しみやすさといったとにかく明るいイメージの人に似合います。
色のイメージとしては柑橘系のフルーツのような色合いや、イチゴやキウイなどの鮮やかな色合がスプリングタイプに分類されます。
この色が似合う人の特徴としては、地毛の色がやや薄く、肌は白肌で日焼けすると明るい茶色に焼け、目は明るいブラウン、唇はオレンジがかったピンクといったような顔の特徴があります。
逆に似合わない色が何かというと、青色系統の色や濁った色、暗色系が該当します。元々明るめな顔立ちのため、そういった暗色の色合いをメイクや衣服に差し込むと肌のシミやシワが目立ってしまいます。また、黒色を採用する際は明るめな黒を採用すると良いでしょう。
 

サマー(夏)タイプ

次にサマータイプというのは夏を思わせるパレットです。
夏のイメージと言えば照りつける太陽や海などが強いものの、活発さや元気さはスプリングタイプの領分です。
では、サマータイプはどういう色合いなのかというと、意外かもしれませんが「落ち着きのある上品な色合い」です。ラベンダーやライラックなどの色合いで、穏やかで落ち着きがある大人なカラーパレットであると言えます。
そんなサマータイプが似合う人は血色が良く透明感のある肌で、ソフトな暗色の髪色に、柔らかい印象の黒色の瞳で、くすみがかったローズ系ピンクの唇という顔の特徴を持つ人です。総じて活発というよりは落ち着いていたり、内向的な人物がサマータイプに分類されます。
サマータイプに似合わない色は黄色寄りの色合い、鮮やかなハッキリとした色、あるいは極端に淡すぎる色などになります。黒を使う場合はグレーやブルー寄りの黒を使うと良いでしょう。
 

オータム(秋)タイプ

続いて秋を意味するオータムタイプですが、オータムタイプは紅葉や枯れ葉のような色合いを始めとした、落ち着いたアースカラーが中心のカラーパレットです。
同じく落ち着いた色合いのサマータイプは「ブルーベース」という青色の系統であるのに対して、オータムタイプは「イエローベース」という黄色の系統の色合いであるという違いがあります。
ベースについての詳細な解説は後ほど行います。
オータムタイプが似合う人は、濃い茶色の髪色で、やや濃い目の肌色に、ダークブラウンの瞳で、オレンジ寄りの色合いの唇といった特徴を持つ人です。
オータムタイプに合わない色は青みが強い色、あるいは鮮やかなピンクなどのビビットカラーです。黒はブラウンやグリーンの混ざった黒を選ぶと良いでしょう。
 

ウィンター(冬)タイプ

最後にウィンタータイプですが、ウィンタータイプはコントラストの強いカラー、寒色系から暖色系までクリアな色味が似合うカラーパレットです。全体的にシャープでクールな印象を受けるカラーであり、4タイプで唯一純粋な黒色が似合うカラータイプでもあります。日本人でこのウィンタータイプに該当する人は珍しく、もっぱら海外の人に多いタイプだったりもします。
ウィンタータイプが似合う人は、綺麗な黒髪や黒よりの濃い茶色の髪色で、髪色とは対象的な透き通った色白の肌、瞳は綺麗な黒目で、唇は赤みが目立ちにくいなめらかな色合いといった特徴を持っています。
ウィンタータイプが苦手な色は、黄色の強い色や、コントラストカラーとは反対の中間色です。良くも悪くもハッキリとした色合いが似合うため、どうしても派手で目立つ色合いが多くなります。
 

メイクで話題のパーソナルカラー！イエロー・ブルーベースとは？

上記の4タイプは

に分かれます。
「イエローベース」「ブルーベース」とは肌の色合いの事で、「イエローベース」の肌であれば、黄色系の色合いが合い、逆に「ブルーベース」の肌であれば青色系の色合いが合います。
 
例えば腕を見てみましょう。
腕の内側、手首から下の辺りに血管が見えるはずです。
この血管の色が緑色っぽく見える場合は、あなたは「イエローベース」です。これに対して、血管が青く見える場合、こちらは「ブルーベース」の肌であると言えます。
血管が見えにくいという人は、自分の瞳を写真で撮って見てみると良いでしょう。あるいは鏡で見るなどして、白目に注目しましょう。白目が黄色っぽく見えるのなら「イエローベース」、水色っぽく見えるのなら「ブルーベース」です。ただ、目の違いは本当に「っぽい」という程度の僅かな違いのため、やはり血管を見たほうが確実です。
 

パーソナル診断を受ける方法

パーソナルカラーを知るためのパーソナル診断・パーソナルカラー診断は様々な方法で受けることができます。
最も手軽なのはネットでパーソナルカラー診断と検索すること。
診断を簡単に行えるサイトが複数ヒットします。ただこれはあくまで質問に応えるだけなので、稀に間違うこともあります。
次にメイク売り場などで行う診断です。
店員さんに診断してもらう事もあれば、判定キットなどを使うことができます。最も確実なのは専門家による診断ですが、当然ながら有料です。
 

ネットやアプリでの簡単診断

ネットやアプリでの診断というのは最も手軽でほとんどが無料でできるため、とりあえず自分がどちらなのか知りたいという人におすすめです。基本的には出される質問から選択肢を選ぶ形で行われ、選択した回答から「イエローベース」か「ブルーベース」か、4つのタイプのどれにあたるかを診断します。
大抵当たるので調べるだけならこれでも十分ですが、実際に人が見て判断しているわけではないため、稀に間違った結果が出ることもあります。
 

美容室やメイク売り場による診断

サービスの一つとしてパーソナルカラー診断を行っているメイク売り場や美容室なども存在します。無料で受けられる所もあれば有料の所もあるため、利用する際は価格設定などの確認は怠らないようにしましょう。
単純に美容師さんが判断することもあれば、置いてある診断キットを購入したりして診断することになります。診断キットとは、肌の色を再現したクリームを塗って、それが肌の色に対して馴染むのであればその色のクリームがあなたのパーソナルカラーであるという事になります。
 

パーソナルカラーの免許取得者による診断

世の中には様々な専門家や、特殊な免許というものは存在します。パーソナルカラーを診断する資格というのも存在していて、パーソナルカラー検定の資格で得られる免許を取得した人であれば、より正確なパーソナルカラーを診断してくれるでしょう。ただ、当然ながら専門家に依頼するという事は相応の対価が必要です。
パーソナルカラーを診断する上で資格というものは不要です。同時に資格を持っているからといって、「必ずしも完璧にパーソナルカラーを診断できるわけではない」ということも忘れてはいけません。
そのため、無理に免許取得者に依頼するよりも、まずは自分で診断してみて納得ができないようであれば依頼する、という方が良いでしょう。
 

東京や大阪のパーソナルカラー診断の相場

最後にパーソナルカラー診断を受ける際の相場について解説しましょう。まず、最初にぶっちゃけてしまえば「無料」の場合もあれば、数千円、数万円の場合もあります。というのも、何かのイベントで無料診断をしているだとか、サービスで一定額以上の商品購入でパーソナルカラー診断を行う、といったものもあったり、大勢の人を集めて同時に診断を行ったり、一対一で診断を行ったりと、有料パーソナルカラー診断にも幾つか種類があるのです。
地域によって価格が変わるというよりは、利用するタイプによって価格が異なります。まずは安い方から、百貨店や化粧品店で行われるパーソナルカラー診断は大体3000円程度が相場となります。
次に個人・診断士の方に依頼するパターンは、大体1万円から3万円が相場となります。実に10倍近い価格差がありますが、化粧品店のパーソナルカラー診断はどうしてもその商品を売るという意図が少なからず含まれているため、結果を信頼できる、という点においては診断士へ依頼する方法の方が優れています。
 

まとめ　パーソナルカラー診断で印象アップ

以上、パーソナルカラー診断について解説しました。
おしゃれは奥深く、ただ色々な服を買ったり、高い衣装やメイク道具を使えば良いというわけではありません。
服に着られたり、メイクが浮いたりしないように以下の点を踏まえ、しっかりと自分に合ったコーデができるようになってこそ、おしゃれにこだわっていると言えます。

以上の点をしっかりと理解した上で、自分に合ったカラータイプを把握できると、よりおしゃれコーデの幅が広がることでしょう。