デートのドタキャンはキレるべき？許すべき？結局愛されるのは？byE子

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「仕事を頑張っている男の人が好き」という、女性の意見をよく耳にする。
はっきりと「高収入の男が好き」と言えや、と思うだろうか？
 
これに関しては、収入が高いことに魅力を感じているのではなく、
お金を稼ぐセンスがある有能な人物、野心家が好き、ということなので、
単純に収入に固執しているわけではない、と弁解しておく。
 
ただ、「頑張っている」という表現は卑怯だ。頑張っていても稼げない人をどう排除するつもりなのか。

子供は絶対に欲しいって思っていたはずだけど、
絶対に欲しいならもう相手選ばずとりあえず子作りしなきゃいけない時期には入ってるのに、それをする気にはならないっていうことで、
結果的には、あぁ、絶対ってわけじゃなかったんだなって思い知らされたっていう、ライフステージです今。

— E子 (@escape_no_e_yo) October 6, 2018

筆者はE子、アラサー独女ツイッタラーである。
最近、自分でも結婚がしたいのか、どうして結婚がしたかったのか、なにがなにやら分からなくなってきて、とても生きるのが楽になった。
アルコールもそうだが、人間、なにがなんだか分からなくなると「楽しい」と感じるようにできているようだね。

１． 仕事で忙しい人はなぜドタキャンする？

さて、仕事を頑張っている男の人と付き合おうとすると、必ず直面する問題がある。
ドタキャンである。
もちろん相手の職業や職位にもよるのだが、
仕事人間と付き合っている女性の多くが、ドタキャンされている印象がある。
そして私も、仕事を理由に異性との約束をドタキャンしたことが、一度や二度ならずある。
今回は、そのドタキャンについて、私の見解を述べる。
 
私はメンタルが強いと思われることが多いのか、パワハラ系上司のもとに配属されることが多い。
過去、数々の部下を再起不能に至らしめたことで全国（社内ですよ）に名を馳せる伝説の鬼上司っぽい人の下に配属されたことが何度もある。
いくらメンタルが強いからといって、私も生身の人間なので、こういった配属はいかがなものかと思う。
いい加減にして欲しい。
 
当時のことはストレスのあまり記憶の大半が抹消されているが、
覚えている限りこんな具合だ。
深夜0時。上司からのメール。

「明日9時の打ち合わせに○○の資料を作成し持参してください。朝までに一度確認したいので作成したらメールでください」

○○の資料なんて今まで作成したことがないので０から作らなければならない。
なんとか1時間弱かけてそれらしきものを作成しメールを送ると、すぐ返事がかえってくる午前1時。

「△△の部分、正確なエビデンスをもとに修正してください」

ですよね～、分かってた。
そうだと思ってた。
でも明朝までって言うからちょっと雑に作っちゃった。
もうよくない？そろそろお互い眠くない？

と思いながら修正したものを提出、午前2時。
もういい、ダメ出しされたとしてもいい、私は寝る。確固たる意思で就寝。
翌朝、午前5時に起床。
メールをチェックすると午前3時に上司からメールが来ている。

「最後に一つだけ、××を修正してください。明朝最終確認するので明日午前6時までにメールください」

明日っていうか今日よね。
何時までが今日で何時までが明日なの？
 
このようなことが毎日のように繰り返され、夜中の指示であれば睡眠時間を削れば対応できるものの、正直、他人とご飯に行く余裕など微塵もなかった。
当時、彼氏を作ろうかと試みるなどしたが、
「体調不良」「精神的にいっぱいいっぱい」「眠すぎる」「仕事が追いついていない」などの様々な理由で、人との約束を断りまくっていた。

2． 大切な人との約束をドタキャンするか否か

上記をご覧いただいた皆さんは、「なるほどぉ、忙しい人にドタキャンされるのは仕方がないことなのネ」と納得されたかもしれない。
ただここで、言っておかなければならないことがある。
どれだけ忙しくても、
嫌われたら困る、大切な人との約束はドタキャンしない
ということだ。
これももちろん個人差や考え方の違いはあるだろう。
しかし、ドタキャン女王である私とて、大切な約束は絶対にドタキャンしない。
私は相手のことを大切に思っている場合、
どんなに仕事が忙しくとも、確実に予定を空けられる日時を厳選して約束をとりつける。
どうしても無理そうになったら前日までに必ず、雲行きが怪しいことを連絡する。
そもそも仕事で余裕を失って万全でない状態のときには、大切な人は会おうとしない。
付き合ってある程度関係が安定している彼氏なら別だが、
これから関係を構築したいと考えている人の場合、1度のドタキャンが命取りになる可能性もあるので、そのようなタイミングでは駒を進めようとしない。
だからやはり、ドタキャンをされるというのは
「最悪、こいつに嫌われても別にいい」と思われているということなのではないか。
寛容な人間でありたいとは思っているが、私はドタキャンされるとそのように考えてしまう。

3． 何回ドタキャンされたら怒っていい？

「今日会えるっていうからシャワー浴びて可愛い服に着替えて化粧したのに、やっぱり会えないって言われた。彼氏にドタキャンされるのもう100回目くらいなんだけど」
というような内容のツイートを目にした。
とても印象深いツイートであった。
100回と記載するのなら、なんとなくだが20回くらいはドタキャンされているのではないだろうか。
とてつもない忍耐力である。
彼女がどんな仕事をしているのかは知らないが、その忍耐力を生かせる仕事につけば、その秀でた能力で他の追随を許さない活躍ができるのではないか。
私は昔、ある多忙な人物に、頻繁にドタキャンをされていた。
と、思っていたが、たぶん回数にしてみれば５回にも満たないと思う。
しかも5回中、3回くらいは、
仕事を抜ける事ができなかったということが私の目で確認とれており、決して面倒くさくなってキャンセルされたわけではなかった。
にも関わらず、当時の私はドタキャンされたことに激怒し、
「今後は確実に時間を空けられるときしか誘ってくれるな」と主張した。
自分でもどうかと思うくらい、忍耐力がない。

4．怒るときはとにかくシンプルに

本当に仕事を抜けられないケースというのはあることだから、
これを読んでいる世の女性には、私よりはもうすこし寛容でいてもらいたいとは思う。
そして何より、本当に「仕事」が理由でキャンセルし、申し訳ないと思っているときに
「他の女と会っていたんじゃないのか」
「私と会うのが面倒になったのね」
と言われると、まぁ、うざい。これは本当にうざい。
想像してみて欲しい。かなり、うざい。
ちなみに、仕事ではなく他の女と会うためにドタキャンしていて、図星だったとしても、
どのみち、うざいことには変わりない。
この、うざさを全力で伝えたい。
というわけで、もしもドタキャンされたことで怒りをぶつけるのなら、
シンプルに怒ることを徹底して欲しい。
「楽しみにしていたのに、残念だった」
「ドタキャンは悲しいから、今後もこういうことがあるならもう関係を切りたい」
伝えるのはこのくらいで十分ではないだろうか。
いじけて拗ねたところで可愛くなどない。
所詮はドタキャンされる程度の扱いの人間なのだ。潔く身を引いたほうがいい。

5． 許してもいいドタキャンの条件

それでも、ドタキャンを許したい心優しき乙女たちへ。
どういったドタキャンならば許してもいいか、お伝えしたい。
許してもいいドタキャンの条件は、
適切なフォローがあること
だ。
例えば、仕事が深夜まで終わらないからとドタキャンされた場合、
謝罪の言葉に添えて「声が聞きたいから仕事が終わったら電話してもいい？」と言って
電話をしてくれる、などである。
本当にドタキャンしなければならないような緊急事態である場合、当日に電話をすることは不可能なケースもあるので、
状況を見て数日の誤差も許してあげて欲しいところだが、

といったフォローはポイントが高い。
もちろん、複数の異性と関係している人はマメな人間であることが多いので、
電話でフォローしてくれたからといって、他の女を優先していた可能性は否定できない。
しかし、ここで重要なのは、ドタキャンした彼が「実際に誰と何をしていたか」ではない。
あなたに対して、「どういうフォローの行動をとったか」が大事だ。
仮に、あなたとの約束をキャンセルし、彼が他の女と会っていたとしよう。

しかし、あとで電話をしなければと思いながら、他の女と会い、
あなたに電話をかけるために、早めにその女を帰宅させ、
そして「ようやく仕事が終わったよ、フゥ」と電話をかけてくるのであれば、
彼はかなりあなたのことを考えてくれている。
あなたのために必死に色々なことを調整している。
そこには愛を感じないだろうか？
感じないという女性が大半のような気もするが、他人の気持ちや行動を完全に制御することはできない。
相手を支配したいという想いが、配偶者にGPSをつけるような悲劇を生む。
どうか、そのような悲劇が少しでも減るよう、
世の女性に「愛されているのなら多少の嘘には寛容になってあげてください」と伝えたい。

６． あたかも大事にしているように見せかける男

とはいえ、全く大事にしていないのに
「とても大事に思っている」と真剣に目を見て言ってくる男がいたりする。
彼らはドタキャンしたあとに必ずフォローの電話をかけてくる。
謝罪もとても上手い。
 
この手の人種の場合、前述のように寛容に許していいものではない。
絶対に本命ではないと分かりつつも、こういう人物に
「どうして信じてくれないの？」と悲しそうな瞳で問いかけられると、
え…？
もしかして、私が遊ばれていると勘違いしているだけで、この人私のこと本気で好きなの？
と、混乱してしまうくらい、上手に演出してくる男がいる。
それだけのスキルがあるのなら、詐欺師か俳優になってもらいたいと常々思う。
 
本命でないのなら、それがこちらにも伝わるように扱ってくれるほうがむしろ誠実だ。
しかし、このような演出を男がしてしまう原因は女性側にもある。
女が「本命じゃなかったら会わない」と言い出しそうな空気を放っているから、
男は必死に「君が本命だよ」と迫真の演技で嘘をつく。
「これ絶対わたし本命じゃないだろ」と思いつつも、
たまに男の口から出る愛の言葉に惑わされているのなら、下記の方法を試してみて欲しい。
それは、
お互い、「本気じゃない」ほうが気楽でよくないですか？
という空気感をかもし出す、という方法だ。

「本命でないと困る」という重苦しい空気感を出すのをやめて、
適当に遊んでいる雰囲気を出してみるといい。
ほぼ確実に、本命感を演出するのをやめてくれる。
そんなことをするまでもなく、
ドタキャンを頻発してくる相手など大切に扱う必要はないわけだが、
相手の真意がはかりかねて、
ドタキャンを許すべきか許さないべきか分からない！
という乙女にはこういったスクリーニングをおすすめしたい。

７． 結局ドタキャンは許すべきか許さないべきか

いろいろお話したが、結局は個人の価値観の問題である。
許すも許さぬもあなたのさじ加減だ。
ただ、これはドタキャンに限らず、「相手のために我慢する」ということを私はオススメしない。
あなたがイヤだと感じたときを潮時として、
相手本位にならない恋愛をして欲しい。